今回はプロレスラーが総合格闘技で活躍できるのかを検証します。
今までも多くのプロレスラーが総合格闘技に挑戦してきましたが、大活躍した選手もいればそうでない選手もいました。
しかし、何故かプロレスラーは弱いとかMMAに向いていないと考える方が多いと思います。
そこでプロレスラーは総合格闘技で活躍できるかを検証したので、どうぞ最後までご覧ください。
総合格闘技とはどんな格闘技?
総合格闘技とは様々な格闘技の要素が詰まった格闘技で、危険なルールを除き何でもありとなっています。
その昔アントニオ猪木が行っていた異種格闘技戦が格闘技のジャンルとして確立されたような感じです。
総合格闘技はその名の通り、世界中のあらゆる格闘技や武術の、さまざまな打撃技、組技、寝技で構成され、ルールによる攻撃手段の制約を最大限排除したうえで競い合う格闘技である[1]。打撃系格闘技の多くでは組技・寝技が、組技系格闘技の多くでは打撃がルールで禁止されているのに対し、総合格闘技ではその両方が認められていることから、実際の試合にあたっては様々な格闘技の技術が使用される。大まかにいえばボクシングやムエタイ、空手などの立った状態からパンチやキックなどの打撃を駆使して戦う「打撃系格闘技」と、レスリングやブラジリアン柔術、柔道など相手と組んだ状態で固め技や投げ技を繰り出して戦う「組技系格闘技」の両方の技術が必要とされる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プロレス出身の格闘家
桜庭和志
- 出身団体・・・UWFインターナショナル
- 総合格闘技戦績・・・46戦26勝17敗
藤田和之
- 出身団体・・・新日本プロレス
- 総合格闘技戦績・・・32戦18勝14敗
船木誠勝
- 出身団体・・・新日本プロレス
- 総合格闘技戦績・・・53戦39勝13敗
ケンドーカシン
- 出身団体・・・新日本プロレス
- 総合格闘技戦績・・・7戦1勝5敗
ブロック・レスナー
- 出身団体・・・WWE
- 総合格闘技戦績・・・9戦5勝3敗
総合格闘技でのプロレスラーの弱点と強みは?
プロレスラーの弱点
防御能力
プロレスでは相手の攻撃をいかに受けることができるかという「受けの美学」があり、相手の攻撃を受ける事によって試合を盛り上げていきます。
この事からプロレスには防御の概念が多くなく、攻撃を受けた後の受け身を重視しています。
総合格闘技では1発の攻撃で試合展開が変わるほどのダメージを受けてしまう事もあります。
プロレスラーはタフですが、この防御能力の低さが弱点になるのかもしれません。
攻撃能力
プロレスは拳での攻撃は禁止されており、平手がメインとなっています。
これは総合格闘技での打撃の打ち方とは違い修正するのが難しいと考えます。
先ほども述べましたがこれはプロレスはあくまで会場を盛り上げる事が大前提で、相手に効かせるのは最優先ではないからです。
プロレスラーが総合格闘技で戦うとなるとこれらも全て1から学ばなければいけません。
競技としてかけ離れている
総合格闘技とプロレスは似ているようで全くかけ離れた競技です。
総合格闘技は相手を倒すために戦いますが、プロレスは盛り上がげる為に相手と戦います。
私自身はどちらも大好きですが、根本的な考え方が違う事によって、戦い方も変わってきます。
もし総合格闘家がプロレス会場でMMAのような戦い方をしても盛り上がりづらく、反対にプロレスラーが総合格闘技をしても中々勝つことが難しいという事です。
これはMMAをやる上でプロレスラーの大きな弱点と言えるでしょう。
プロレスラーの強み
とにかく頑丈
プロレスラーは相手の攻撃をしっかりと受け切る為に、多くの時間を割き練習に励んでいます。
その為プロレスラーは誰一人として打たれ弱い方はいないと思います。
攻撃をしっかりと受け切るそのタフさは他の格闘技とは一線を画しているのではないでしょうか。
レスリングがバックボーン
プロレスラーの多くは元々アマチャレスリングをやっており、その中でもオリンピック級だった選手もたくさんいます。
その為レスリング技術が1流で、総合格闘技における相手を投げたり倒したりするグラップリング力は全くひけを取りません。
プロレスラーにクラッチされれば簡単に逃げる事はできません。
これはMMAにおいて有利な展開を作るのにとても有効だと思います。
豊富な練習量
プロレスラーの凄さはその練習量にあります。
他の格闘技に比べても体づくりや技の練習の為多くの時間を費やします。
その練習量を全て総合格闘技の為の時間に使うことが出来ればきっと多くの事を学び、負けない格闘家になれるのではないかと考えます。
格闘技で一番大事な練習量が強みというのは大きなアドバンテージではないでしょうか。
プロレスラーは総合格闘技で活躍できる?
それでは実際にプロレスラーは総合格闘技で活躍できるのでしょうか?
結論から言うとプロレスラーはMMAで活躍できます!
実際に今までも活躍してきているレスラーはたくさんいますよね!
それではプロレスラーがなぜ負けてしまうのかという個人的な考えを説明します。
主戦場をMMAにしている選手は活躍している
プロレスラーもしっかりと総合格闘技に転向した選手は活躍している傾向にあると思います。
これはやはり、長年MMAで勝つことを目的に練習をすると、プロレスラーのポテンシャルを最大限に発揮しながらMMAの技術を取り入れる事ができるからです。
元々身体能力も精神力も強いのがプロレスラーですから、しっかりと練習できれば間違いなく第一線で活躍できると考えます。
桜庭選手、藤田選手は強豪相手に勝ちながら活躍し、総合格闘技ブームの火付け役にもなりました。
プロレスラーは強いというのを証明できた人達ではないでしょうか。
負けているプロレスラーは準備期間が短い
MMAで惨敗してしまっているレスラーは、あまりの準備期間の短さが負けてしまう原因の一つでもあります。
ヒョードルと戦った永田佑志選手は、その時代最強だったヒョードルと戦う急に戦う事になってしまったそうです。
ヒョードル相手ではどんなに準備期間があっても勝てなかったと思いますが、しっかりと練習期間があればもう少し違う試合展開になっていたはずです。
このようにどんな状況でも試合を断れないのは所属プロレスラーのつらいところです。
総合格闘技の技術を身につければ強い
プロレスラーは身体能力の化け物ばかりです。
そしてハードな練習にも耐えれるうえに体もタフです。
こんなプロレスラーがしっかりとMMAの技術を身に着けることが出来れば、間違いなくトップクラスの選手になれる人がたくさんいると思います。
しかし、プロレスラーは格闘技ではなくプロレスに魅了されてプロレスを愛している人たちばかりです。
プロレスを最優先している人がほとんどなので、そういう考えになる人は少ないかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたか?
プロレスラーは総合格闘技で活躍できるかを検証しました。
プロレスラーのポテンシャルを最大限に発揮することが出来ればかなり活躍できるのではないかと考えています。
ただ、最近はプロレスラーでMMAに挑戦する人がいないので、今後たくさん出てきて活躍してほしいなと思っています。
それでは最後までご覧いただき有難うございました。
コメント