なぜスポーツは体幹が重要?特に体幹を使うスポーツとは?

トレーニング

今回はスポーツでなぜ体幹が重要なのかをご紹介していきます。

どのスポーツでも体幹を鍛えるトレーニングをしたり、「体幹を使え!」と言われた経験あると思います。

しかし、なぜそんなに体幹が重要なのでしょうか?

そもそも体幹とはどういう役割を果たすのかよく分からない方もいると思います。

そこで、スポーツに体幹が重要な理由と、特に大事になるスポーツをご紹介していきますので、どうぞ最後までご覧ください。

しんぺー

スポーツを応援する整骨院院長です。
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そもそも体幹とは?

karabulakastanによるPixabayからの画像

体幹という言葉を様々な現場や雑誌、メディアで聞いたことあると思いますが、体幹とは名前の通り体の幹(みき)となる部分を指す言葉で、骨盤から首までの胴体の部分のことです。

細かくいうと、背中、お腹、胸、腰、お尻といった部分になります。

体幹という言葉ができたのは意外と最近の話で一般的に浸透したのは10年程前ではないでしょうか。

体幹はフィットネスで特に紹介されるようになり、「体幹を意識して~」と言っている人が多くなりました。

それまでは体幹という言葉ではなく、腹筋や背筋というように部位別に体幹という言葉の代わりに使用していました。

ただ、もう少し詳しく体幹という言葉を使うことがあります。

もっとマニアック的にいうと、体幹はおへその下あたり、下腹部にあります。

古武道でいう丹田という場所で、人間の重心の要となるところでもあります。

体幹という言葉はないにしても、古くから日本でも大事にされていた場所でもあります。

今回はもっと大きな胴体という意味での体幹について詳しく説明していきます。

体幹の役割

体幹の役割で最も大きいのが、体を安定させるという事です。

手を動かす、足を動かすスポーツがほとんどだと思いますが、手足を動かす場合に手や足の力に負けて体幹に力が入らないと、効率的で効果的な動きをすることができずに、体ごと吹っ飛んでいってしまいます。

しかし、体幹に力が入る事によって、力の土台が安定し、しっかりとイメージ通りに手足を動かすことができます。

大砲も砲台がしっかりしていないと、どこに飛んでいくかわかないですよね!

体幹は手足という大砲の砲台となります。

主な筋肉

体幹の主な筋肉についてご紹介していきますが、この他にも胴体ついている全ての筋肉が体幹を構成するうえで欠かせません。

腹直筋(ふくちょくきん)

腹直筋とは、主にお腹の真ん中にある筋肉で、腹直筋が発達し脂肪が落ちると、お腹が割れると表現します。

腹直筋は体を曲げるときに使う筋肉で、体幹を安定させる働きもあります。

内・外腹斜筋(ふくしゃきん)

腹斜筋とは、体幹の横側にある斜めについている筋肉で、体をひねる動作や体感を安定させる働きがあります。

広背筋(こうはいきん)

広背筋は、腰回りから肩の付け根まで付いている大きな筋肉で、引っ張る動作で主に使う筋肉で、体幹の安定にも働きます。

脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)

脊柱起立筋とは、背骨の全体についている長い筋肉で、3つの筋肉の集まりです。

主な働きは姿勢を保つ事で、体をまっすぐにする際に使う筋肉で、体幹の中でも最も内側にある筋肉の一つです。

姿勢筋とも呼ばれています。

大・中・小殿筋(でんきん)

殿筋は、お尻についている筋肉で、大・中・小と区別されています。

殿筋の主な働きは股関節を動かす事と、骨盤と股関節を安定させることです。

骨盤を安定させることによって、体幹も安定します。

鍛えるメリット

体幹を鍛える事によって、姿勢が良くなります。

姿勢が良くなるという事は、フォームが安定する事に繋がるので、パフォーマンスの向上に繋がります。

次に体幹を鍛える事によってパワーが上がります。

先ほども記述しましたが、体幹が強くなると土台がしっかりするので、体を動かしたときの力をしっかりと発揮できるようになります。

体幹のブレてしまうと、力が上手に伝わらなくなってしまいます。

また、体幹を鍛える事によって腰痛予防やけがの防止にも期待できます。

体幹トレーニングの種類

 プランク

うつ伏せで、両肘を床につけ、足指を使い腰を浮かせたままでキープします。

腰が曲がり浮き過ぎないようにしましょう!

最もお腹がきつい姿勢でキープするのがコツです。

腕立てふせ(プッシュアップ)

腕立て伏せは手のひらを床につけて床に体をつけずに肘を曲げるトレーニングです。

これは腕や胸だけではなく、体幹をしっかりと安定させるトレーニングにもなります。

バランスよく鍛えることが出来るのでおすすめです。

体幹が重要なスポーツとは?

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ほとんどのスポーツで体幹は重要ですが、その中でも特に重要なスポーツをご紹介します。

格闘技

格闘技は様々なジャンルがありますが、打撃、組技、寝技全てにおいて体幹はとても重要です。

強いパンチやキックを打つためには体幹がそれに負けないように安定させないと体が流れてしまい強い打撃は打てないですし、バランスを崩してしまい、反撃を受けてしまいます。

組技、寝技はまずは相手に体勢を崩されないことがとても重要です。

体幹の力が強いとバランスが崩れずらくなります。

また、体幹の力が強いと相手を持ち上げたり投げたりする体の根っこの力が上がるので、とても有利です。

格闘技を始める際に何をしたらいいのか分からない人は、まずは体幹をしっかり鍛える事から始めてみましょう!

体操

体操も体幹がとても重要なスポーツです。

体操に不可欠なバランス、姿勢、パワーは全て体幹が重要です。

空中姿勢で安定させるさい、しっかりと体幹に力を入れる事によって、回転力にも負けずに姿勢を維持することができます。

また体幹がしっかりすることによって、動きにメリハリが出来る為、動きがとても美しく見えるというメリットもあります。

水泳

水泳は水の抵抗を抑えながら手足をしっかり動かし泳ぐので、体幹がとても重要なスポーツです。

また水中姿勢を保つためにも重要な役割を果たしてくれます。

水の抵抗を受けながら力強く泳ぐためには体幹の力は欠かせないと言えます。

サッカー・ラグビー

サッカーやラグビーのようなコンタクトスポーツでも体幹は重要です。

サッカーやラグビーは相手にぶつかりながらもボールをキープしたり、パスを送ります。

体幹がないと、相手にぶつかっただけで吹っ飛んでしまうので、試合になりません。

相手にぶつかられても、思い通りに体を動かさないといけないサッカー、ラグビーは体幹を鍛える事によって最大限にパフォーマンスを発揮することが出来ます。

短距離走

陸上の中でも特に短距離走は、体幹が重要なスポーツだと思います。

短距離走の選手はみんな腹筋がバキバキですよね!

短距離走では、手足をものすごい速さで振りながら動かすので、体幹がその力に耐えられるように鍛えているのです。

逆にいうと、短距離走をすることによって、体幹が鍛えられるということにもなります。

足を速く動かすためには体幹の力はとても重要だと言えます。

まとめ

いかがでしたか?

スポーツに体幹が重要な理由をご紹介しました。

体幹は全てにおいて使い方や鍛え方次第で、パフォーマンスが大きく変わると思いますので、自分のしているスポーツに適した体幹の使い方ができるように練習していきましょう!

最後までご覧いただき有難うございました。

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