今回はブラジリアン柔術についてご紹介します。
ブラジリアン柔術をご存じでしょうか?
ブラジリアン柔術は日本の柔道がブラジルに渡り、寝技を中心に独自の技術体系が確立された逆輸入系格闘技です。
そんなブラジリアン柔術が今人気急上昇中しており各方面で話題になっています。
そこでブラジリアン柔術はダイエットにむいているのかご紹介していきますので、どうぞ最後までご覧ください。
ブラジリアン柔術とは?どんなルール?
ブラジリアン柔術の起源は、日本の柔術や柔道にあります。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、日本の柔道家である前田光世(コンデ・コマ)がブラジルに渡り、そこでグレイシー一家などにその技術を伝授した事を基に、グレイシー家は独自の技術体系を発展させ、ブラジリアン柔術として確立しました。
ブラジリアン柔術は、相手をテクニックで制圧し、タップ(降参)させることです。
試合では、関節技や絞め技を使って相手をコントロールし、ギブアップを引き出すことが重要です。
試合形式
試合はマットの上で行われ、通常は道着(ギ)を着用しますが、ノーギと呼ばれる道着を着ない形式もあります。
試合時間はレベルによって変わり、通常は5分から10分です。
ポイント制
試合ではポイントが加算されるシステムがあります。
ポイントは次のようになると得られます。
- テイクダウン(相手を倒す): 2ポイント
- マウントポジション(相手の上に馬乗りになる): 4ポイント
- サイドコントロール(相手の横に位置取り、制圧する): 3ポイント
- バックコントロール(相手の背中に位置取り、両足をフックする): 4ポイント
- ガードパス(相手のガードを突破する): 3ポイント
サブミッション
サブミッション(タップを狙う技)には、関節技や絞め技があります。
これらの技を成功させて相手がタップした場合、試合はその場で終了し、サブミッションを決めた選手が勝者となります。
反則行為
以下の行為は反則とみなされ、警告や失格の原因となります。
- 指を掴む
- 関節を逆方向に曲げる(例えば、膝の逆方向へのロック)
- 相手の首を強く絞めすぎる
- 小指や薬指など、特定の指を狙う行為
勝敗の決定
試合の勝敗は次の方法で決まります。
- サブミッション: 相手がタップすることで勝利。
- ポイント: 試合時間内でより多くのポイントを獲得した選手が勝利。
- レフェリー判定: 引き分けの場合や両者がポイントを獲得していない場合、レフェリーが総合的な技術や攻撃性などを判断して勝者を決定します。
これがブラジリアン柔術の基本的なルールとなり、試合では技術と戦略が求められますが、初心者でも楽しめる奥深いスポーツです。
ブラジリアン柔術の魅力とは?
ブラジリアン柔術(BJJ)の魅力はたくさんあります。
技術の深さと多様性
BJJは非常に技術的なスポーツで、初心者から上級者までのすべてのレベルで学び続けることができます。
技の種類や組み合わせは無限に近く、常に新しい技術を学び、磨く楽しさがあります。
身体的強さよりも技術が重視される
BJJでは、身体の大きさや力が決定的な要素ではなく、技術と戦略が勝敗を決めます。
これにより、小柄な人でも大柄な相手を制圧できる可能性があり、自信を持って自分を守ることができるようになります。
安全性
BJJは比較的安全な格闘技です。サブミッションによって相手がタップすることで試合が終了するため、無理に力を使ったり、相手を傷つけるリスクが低く抑えられています。
また、柔術では倒される状況を想定しているため、日常生活での転倒や事故にも対応できる技術が身につきます。
精神的な成長
BJJは体力だけでなく、精神的な強さも鍛えることができます。
試合中のプレッシャーや苦しい状況を乗り越える経験は、メンタルの強化につながり、日常生活でも困難を乗り越える力を養います。
コミュニティ
練習を通じて仲間と絆を深め、互いにサポートし合う関係が築かれます。
また道場に通うことで、新しい友人を作り、共通の目標に向かって努力する環境が得られます。
護身術
BJJは効果的な護身術としても知られています。
特に地面での戦いに強く、相手が力で勝っていても、適切な技術を使うことで自分を守ることが可能です。
この実践的なスキルは、特に女性や子供にとって有益となります。
フィットネス効果
BJJは全身運動であり、筋力、柔軟性、持久力をバランスよく鍛えることができます。
継続的な練習により、健康的な体作りができ、また、ストレス発散やメンタルヘルスの改善にも役立ちます。
これらの要素が組み合わさり、BJJは身体的にも精神的にも充実したスポーツであり、初心者から上級者まで多くの人々に支持されている理由です。
ブラジリアン柔術ではどんな運動能力が鍛えられる?
ブラジリアン柔術(BJJ)では、全身の運動能力がバランスよく鍛えられます。
筋力
- 全身の筋力: BJJの動きは、腕、脚、コア(体幹)など全身の筋肉をバランスよく使います。特に、相手をコントロールするためのグリップ力や、ポジションを維持するための体幹の筋力が鍛えられます。
- アイソメトリック筋力: BJJでは、特定のポジションを長時間保持する場面が多く、静的な筋力(アイソメトリック筋力)が向上します。
柔軟性
- BJJの技には、広範囲の可動域を必要とするものが多いため、継続的な練習を通じて柔軟性が向上します。特に、股関節や肩の柔軟性が強化され、ケガのリスクも軽減されます。
持久力
- 有酸素持久力: BJJの試合やスパーリング(実戦形式の練習)は、連続した動きと静止を繰り返すため、心肺機能が鍛えられます。これにより、全体的な持久力が向上します。
- 筋持久力: 特定のポジションを維持し続けるための筋持久力も強化されます。これにより、長時間の運動を続ける能力が高まります。
バランスと協調性
- BJJでは、相手の動きに応じて自分の体をコントロールするため、バランス感覚が非常に重要です。これにより、体幹の安定性や、全身の協調性が大きく向上します。
敏捷性
- 短時間での素早い動きやポジションの変化が求められるため、敏捷性が鍛えられます。特に、タックルを切り返す際や、素早く相手のガードを突破する場面で敏捷性が活かされます。
体幹の安定性
- BJJでは、相手をコントロールする際に体幹が重要な役割を果たします。体幹の筋肉を強化することで、体の安定性やバランスが向上し、より効果的な動きが可能になります。
メンタルのタフネス
- 直接的な運動能力ではありませんが、BJJを通じて精神的なタフネスも鍛えられます。困難な状況やプレッシャーに対処する能力は、身体的なパフォーマンスにも大きな影響を与えます。
これらの能力が総合的に鍛えられることで、BJJは体力、技術、精神力がバランスよく成長するスポーツです。
ブラジリアン柔術はダイエットにおすすめ?
ブラジリアン柔術(BJJ)は、ダイエットにもとてもおすすめです。
全身運動によるカロリー消費
BJJは、全身を使う運動であり、特にスパーリングや実践的な練習中は、短時間で大量のカロリーを消費します。立ち技、グラウンドでの動き、相手との力の駆け引きなど、様々な動作が複合的に行われるため、効率的にエネルギーを消費します。
筋力トレーニング効果
BJJの技術を実行するには、筋力が重要です。
特に、コア(体幹)や腕、脚の筋力が自然に鍛えられます。筋肉が増えると基礎代謝が向上し、安静時にもカロリーを消費しやすくなるため、脂肪燃焼を助けます。
有酸素運動と無酸素運動の組み合わせ
BJJは有酸素運動(心肺機能を鍛える)と無酸素運動(筋力や瞬発力を鍛える)がバランスよく組み合わさっています。
この組み合わせにより、脂肪を燃焼しながら筋肉を鍛えることができ、引き締まった体を作るのに役立ちます。
持続的な運動
BJJのクラスやトレーニングは通常1時間以上続き、これにより長時間の有酸素運動が可能です。
定期的に続けることで、持久力が向上し、持続的なカロリー消費が促進されます。
ストレス解消
ダイエットには、ストレス管理も重要です。
BJJは、集中力を必要とするため、日常のストレスを忘れさせてくれる効果があります。
ストレスが軽減されることで、過食を防ぎ、ダイエットを成功させる手助けになります。
楽しさとモチベーションの維持
BJJは技術を学び、上達する楽しさがあります。
ダイエットのための運動が単調で続かないことが多い中、BJJのような楽しく学べるスポーツは、モチベーションを保ちやすく、長期的に継続することができます。
食生活への意識向上
BJJを継続することで、自然と自分の体調管理や食生活への意識が高まります。
健康的な食生活が習慣化されると、ダイエット効果がさらに高まります。
コミュニティのサポート
BJJの道場やクラスには、同じ目標を持つ仲間が多くいます。
互いに励まし合い、サポートし合う環境が、ダイエットの成功に大きく貢献します。
まとめ
いかがでしたか?
ブラジリアン柔術は、楽しく、全身を使った運動であり、ダイエットに効果的ではないでしょうか!
技術の向上とともに体力や筋力がつき、健康的な体を手に入れることができるのでとてもおすすめです!
ぜひ気になる方は一度体験していただけたらと思います。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
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