今回は格闘技は野蛮なスポーツなのかを検証していきます。
格闘技は観るものを熱くさせ楽しませてくれる人気のスポーツですが、その一方で野蛮で暴力的だと批判する方もいます。
これはとても悲しい事ですが実際にそう感じてしまうのは人それぞれですので仕方ありません。
そこで格闘技は野蛮ではないという事を私自身の考えで伝えられたらなと思いますので、どうぞ最後までご覧ください。
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格闘技は野蛮?
格闘技ブームが少しずつ再燃している現在も、格闘技が野蛮で暴力的だから嫌いという方は少なくありません。
実際にお互いに殴りあったり絞めあったり、血やアザを作りながら行う事もあるので、そう思ってしまうのも無理ありません。
それでは格闘技は野蛮で嫌いという方はどんな理由でそう思うのかを詳しくご紹介していきます。
暴力的
格闘技が野蛮という考えの方はまず暴力的だからと考えます。
格闘技は相手を倒し強い方が勝つので、至ってシンプルです。
お互い殴り合って攻撃しながら勝利を掴みます。
見る人によってはただの喧嘩や暴力にしか見えないのかもしれません。
怪我が多い
格闘技は競技上どうしても怪我が多くなります。
格闘技では様々な怪我をしてしまいますが、特に脳へのダメージや、後遺症の残るような怪我をさせてしまう事が、相手に対し野蛮で嫌いとなってしまいます。
また、自分の身内や大事な人にはやってほしくない理由の一つでもあります。
見た目が怖い
格闘技をやっている人は見た目が怖いという意見から野蛮という意見もあります。
相手を睨みつけたり、脅すような雰囲気が苦手であったり、上半身裸でやる競技が多いので、タトゥーや刺青がたくさん見えて怖いというイメージもあるようです。
頭が悪そう
格闘技をやっているとよくあるのが、ただがむしゃらに相手を殴ったり蹴ったりする姿は、理知的ではなく頭が悪そうで嫌いという方もいます。
殴る事しかできない単純な人と思われているのかもしれません。
不良や元ヤンキーが多い
格闘技をやっている人の経歴でよく喧嘩無敗とか、暴走族だったというのを見かけるイメージがあり、野蛮だと思うかたもいます。
確かに格闘技を盛り上げる意味もあり、そういう経歴を前面に出している事ありますよね!
格闘技は不良や元ヤンキーばかりがやっているいるので野蛮だと思ってしまうようです。
格闘技は野蛮なスポーツではない
ここまで様々な野蛮で嫌いだという人の意見をご紹介してきました。
個人それぞれに考え方が違いどんな意見も否定はしませんが、ここで私自身ははっきりと格闘技は野蛮ではないと言い切ります!
その理由を詳しくご説明します。
相手を尊敬してこその格闘技
スポーツと同じく格闘技は相手がいなければ練習もできないし、試合もできません。
かならず相手がいるからこそ成り立っています。
そして同じ格闘技をやっているもの同士、同じようにつらい練習を乗り越えて相手の前に立つことが出来ます。
その厳しさをお互い共有できるので、相手を尊敬しあい、だからこそ真剣に相手と向き合い戦うことができるのです。
お互いリスペクトしあい戦う事は野蛮とは言いません。
暴力ではなく相手に勝つための技術
格闘技とは、そのジャンルごとに鍛錬を重ね、最大限に体を効率よく動かし攻防する技術を磨くもので、乱暴に殴り合う暴力ではありません。
人間は、相手や自分をいかに有効的に動かし制するかという技術を古くから学ぶ受け継がれてきました。
それを体現させ、ルールに乗っ取ってお互いの技術を出し合うスポーツです。
ただの暴力では全く歯が立たなく、もっと磨かれ結集した技術なのです。
ルールがしっかりと整備されている
格闘技は確かに怪我も多く危険なスポーツです。
しかし、その分ルールがしっかりと整備されている事が多く、危険行為や危険技に対して厳しく禁止されています。
格闘技では必ず審判が近くで状況を見ながら、危ないことが起きたり、これ以上は危険だと判断したらすぐに試合を止めるようになっています。
そして格闘家は、禁止されていることが危険だという事がわかっているからこそ、決して故意にやるような事はないのです。
見た目で人を判断することはできない
格闘技が嫌いとかイメージが悪いという意見の中でどうしても見た目が怖いという声が聞こえてきます。
これは格闘技に関わらず見た目だけで判断することはできないと思います。
とても真面目そうで周りに好印象な方が、実は悪い事をしていたり、犯罪に手を染めている事もありますし、ガラが悪い人でも慈善事業に尽力していたり、困っている人を助けたりしている事も当然ですがあります。
もちろん見たまんまの人も世の中にはいますが、これだけははっきりと言えます。
格闘技は誰もができるほど、甘くはありません。
とても厳しいトレーニングを毎日行い、日々乗り越えなければ強くはなれません。
本気で格闘技をやっている人はこれらを乗り越えるほどのメンタルの強さがあります。
そんな格闘家は、見た目通りの怖い人ではなく、人に優しくできる強さも兼ね備えていると思っています。
格闘技は頭を使うスポーツ
格闘技を見ているとただ殴ったり蹴ったりしていると思う方もいるかもしれませんが、格闘技はとても頭を使うスポーツです。
ただやみくもに攻撃しても相手に当たらなかったり、極めることはできません。
激しい攻防の中には様々な作戦や罠が張り巡らされており、相手の動きを予測したり考えなければ試合に勝つことはできません。
格闘技は見た目以上に頭も使うスポーツで野蛮なスポーツではありません。
強くなると人に優しくなれる?
強くなると人は優しくなることができます。
これは私自身格闘技をやっていた経験から本当にそう思います。
その理由を詳しくご紹介します。
痛みが分かる
初めから誰にも負けない強い人は世の中に存在しません。
強くなるためには数々の痛い思いをしながら強くなっていきます。
たくさんの痛い思いを乗り越えているからこそ、自分の攻撃がどのくらい痛いのかもわかってきます。
そしてどんな事が痛くてつらいのかも経験しているのでわかります。
痛みが分からない人が暴れだして人を傷つけようとするとき、加減がわからず相手に重大な傷を負わせてしまう事があります。
どれがどのくらい痛いのかがわかると、どんな相手にでも危害を加えようと考えなくなるものだと思います。
相手の気持ちを理解するようになる
強くなるためには相手の気持ちを理解する力が必要です。
それは、相手に勝つためには相手の嫌な事をしなければいけないからです。
相手がしてほしくない事や苦手な事を徹底して行う事によって勝利をつかみ取ります。
これは反対に言うと、相手の得意な事や好きな事を理解しているという事になります。
強い人は日常生活で相手が喜ぶことを自然と考え実行できるので、人に優しくなれるのではないかと思います。
強くなるという事は優しくなるということ
強い人はどんな人に対してもリスペクトし、優しくすることができます。
それは自分が強くなると、格闘技の強さだけが強いということではないことに気付くからです。
すると、どんな人にもそれぞれの強さがあるということがわかり、それに対してリスペクトするようになり、優しくなるからです。
強くなると人に対して優しくできるようになると思います。
まとめ
いかがでしたか?
格闘技は本当に野蛮なのかを検証しました。
格闘技を本気で取り組んだり、触れ合うことができればきっと、野蛮なスポーツではないと理解してくれると思います。
格闘家は本気で鍛錬し、戦っているのは相手ではなく自分自身です。
そして相手がいるからこそ強くなることができるというのを理解しているので、誰もが感謝の気持ちを持ち相手と戦います。
そんな格闘技を少しでも理解していただけたらと思います。
それでは最後までご覧いただき有難うございました。
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