今回は伝統派空手についてご紹介します。
日本を代表する武道の一つである空手には様々な流派があり、型やルールがたくさんありますが、大きく空手を分けると当てずに止める寸止めと、拳で相手を当てていくフルコンタクトに分けられます。
こうやって分けてみると寸止めで行う伝統派空手は直接当てないから弱く、習っても強くなれないのではないかと思う方もいるのではないでしょうか。
そこで、伝統派空手は本当に弱くて強くなれないのかをご紹介ていきますので、どうぞ最後までご覧ください。
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伝統派空手とは?
伝統派空手とは、名前の通り古くから伝わる伝統的な技術を稽古や試合で体現している空手の流派の事を言います。
厳密に言えばしっかりと当てるフルコンタクト空手も伝統派に属しますが、分かりやすく空手を区別する為に伝統派空手と言えば打撃を寸前で当てない、寸止め空手として認知されていますので、ここでは「寸止め=伝統派空手」としてご紹介します。
伝統派空手(寸止め空手)の多くは全日本空手道連盟(全空連)に加盟しており、2020東京オリンピックの正式種目になりました。
伝統派空手の特徴は?
伝統派空手として区別する際伝統派空手には大きな特徴があります。
- 基本稽古や型の稽古を重視している。
- 組手や試合は攻撃を直接当てない寸止めで行う
- 間合いが遠く飛び込んで打つことが多い
- 試合はポイント制
どんな流派があるの?
空手にはとても多くの流派があります。
その中でも伝統派空手で代表的な流派をご紹介します。
- 松濤館流(しょうとうかんりゅう)
- 剛柔流(ごうじゅうりゅう)
- 和道流(わどうりゅう)
- 糸東流(しとうりゅう)
もし、近所の空手道場でこれらの流派の名前が書いてあれば伝統派空手の道場ですので、気になる方は道場に足を運んでみましょう!
伝統派空手は寸止めなので、危険も少ないですし、何より礼儀や精神面でも大きく成長できますので、子供の習い事にもおすすめです。
伝統派空手は弱いの?強くなれない?
それでは実際伝統派空手は武道として格闘技として強いのかをご紹介します。
寸止め空手だからと言って弱いと思うのは大間違いですよ!
距離感・リズム・スピードが抜群
伝統派空手の大きな特徴は打撃系の格闘技では異質な距離の遠さと独特なリズムです。
キックボクシング、ボクシング、ムエタイ、フルコンタクト空手の打撃が届かない距離から一気に飛び込み打ち込みます。
更に独特なステップワークと驚異的なスピードで飛び込んでくるので、思いもよらないタイミングで当たってしまうので、回避したり迎え撃つのはかなりの技術が必要になります。
伝統派空手の距離・リズム・スピードは間違いなく驚異の技ではないかと思います。
当てると危険だから当てない
伝統派空手は寸止めがルールとなっています。
それにはきっと理由があります。
これは私自身の考えなので間違っているかもしれませんが、武道は教育でもあり、むやみに相手に危害を加える事を良しとしません。
基本護身と精神鍛錬が目的なので、相手の動きを制すのが目的となり、当てる必要がないのではないという考えです。
そしてもう一つは仮に本気で当てた場合とても危険な威力になるからではないかと思います。
遠い間合いから一気に突いてくる伝統派空手は、スピードとがある分威力もあり、実際に当ててしまうとかなり危険な突きとなってしまうからだと思います。
もし仮に当ててもダメージがなく弱いのであれば寸止めにする必要ないですよね!
伝統派空手は見た目以上に威力があり、寸止めでなければ危険なのではないかと思います。
伝統派空手出身の格闘家をご紹介!
堀口恭司
山崎秀晃
堀江圭功
まとめ
いかがでしたか?
伝統派空手は寸止めでも強いですし、習えば強くなれる事が分かりましたね!
せっかく武道をやるなら強くなりたいですよね!
ただ、空手は武道ですので、強さ以外にも礼儀や精神的な成長にも大きく影響しますので、ぜひ気になる方は空手はもちろんですが、武道や格闘技をやってみていただけたらと思います。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
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